ノーリフトケアの標準化と施設認証
日本ノーリフト協会は、ノーリフトケアの基準を満たす介護施設に対する認証制度の構築と事業化を進めております。
ノーリフトケアの標準化を行うことで、施設のサービス品質と安全性を保証し、利用者やその家族に対して信頼性の高い医療・介護サービスを提供できるようサポートいたします。
ノーリフトケアの標準化を行うことで、施設のサービス品質と安全性を保証し、利用者やその家族に対して信頼性の高い医療・介護サービスを提供できるようサポートいたします。

背景
日本ノーリフト協会では、セミナーやコンサルティングを通じて、施設単位でノーリフトケアを組織的に取り組むことを推進しています。しかし、「ノーリフトケアを実施している施設はどのように探せばよいか」といったお問い合わせが多く寄せられています。
また、「ノーリフト」「ノーリフティング」といった言葉だけが先行し、「ノーリフトケア導入支援」や「移乗リフト導入済み」と謳っている法人であっても、実際にはそれらが活用されていない、あるいは本来の方法とは異なる使い方をしている施設が残念ながら存在しています。その結果、「ノーリフトケアを実施している施設に入居したい」と望む利用者や、「ノーリフトケアを実践している施設で働きたい」と考える求職者に混乱を招いてしまいます。
ノーリフトケアがその理念に沿って普及し、提供している施設が広く認知されるためには、利用者や求職者など施設に関わる方々にとって分かりやすい識別方法が必要です。そこで、これからノーリフトケアに取り組む施設や、すでに取り組んでいる施設に対して、ノーリフトケアを提供する際の基準を示し、認定していくことが求められています。
また、「ノーリフト」「ノーリフティング」といった言葉だけが先行し、「ノーリフトケア導入支援」や「移乗リフト導入済み」と謳っている法人であっても、実際にはそれらが活用されていない、あるいは本来の方法とは異なる使い方をしている施設が残念ながら存在しています。その結果、「ノーリフトケアを実施している施設に入居したい」と望む利用者や、「ノーリフトケアを実践している施設で働きたい」と考える求職者に混乱を招いてしまいます。
ノーリフトケアがその理念に沿って普及し、提供している施設が広く認知されるためには、利用者や求職者など施設に関わる方々にとって分かりやすい識別方法が必要です。そこで、これからノーリフトケアに取り組む施設や、すでに取り組んでいる施設に対して、ノーリフトケアを提供する際の基準を示し、認定していくことが求められています。

「ノーリフトケアを施設単位で取り組むとはどういうことか」を定義づける
ノーリフトケアを「取り組みやすく・継続しやすく・説明しやすく」することが必要
ノーリフトケアを「取り組みやすく・継続しやすく・説明しやすく」することが必要
既存の認証制度
厚生労働省は、「介護人材確保に向けた取り組み」の一環として、介護事業者に対する認証評価制度の実施を提唱しています。これを受けて、各都道府県は独自の認証評価制度を考案し、実施しています。
しかし、この認証制度は人材育成や職場環境の改善を目的としており、ノーリフトケアの実践や普及を目指したものではありません。また、ノーリフティングケアに対する認証を行っている行政もありますが、施設の自己申告に基づくものや、基準が公開されてないなど、客観性・透明性に課題が残されています。
しかし、この認証制度は人材育成や職場環境の改善を目的としており、ノーリフトケアの実践や普及を目指したものではありません。また、ノーリフティングケアに対する認証を行っている行政もありますが、施設の自己申告に基づくものや、基準が公開されてないなど、客観性・透明性に課題が残されています。

人材育成等に取り組む介護事業者の認証評価制度概要(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02977.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02977.html
「人材確保と環境整備の仕組みが備わった施設」の認証としてはこれで用途は満されるものの、ノーリフトケアの正しい実践と普及のためには別途認証制度が必要と言える。
私たちが考える認証制度
マズローの5段階説では、自己実現に向けた活動が行われるためには、まず生理的欲求や安全欲求などの根源的な欲求を満たす必要があると言われています。
ノーリフト施設認証制度は、この考えに倣い、事業主・職員・利用者の自己実現を支援できるように、まず安全な環境を確立させることを原点とします。
ノーリフト施設認証制度は、この考えに倣い、事業主・職員・利用者の自己実現を支援できるように、まず安全な環境を確立させることを原点とします。

また、ノーリフト施設認証制度は各都道府県の認証制度と相反・重複するものではなく、その上に重なり、利用者・スタッフ・求職者の安心感/満足度をより高めるものと位置付けます。
従って、「ノーリフトケアが実際に行われていること」「そのために必要な設備や体制が備わっていること」といった、より専門的な内容を客観的に評価することが、この制度に求められます。
従って、「ノーリフトケアが実際に行われていること」「そのために必要な設備や体制が備わっていること」といった、より専門的な内容を客観的に評価することが、この制度に求められます。

認証基準は3分類から構成されます。第1分類(ノーリフトケアの実施状況)はあらゆるケアのシーンで抱え上げが行われていないことを確認するものであり、第2分類(手順および組織的な取り組み)はノーリフトケアの適切な提供に向けた活動が組織的に行われていることを確認するもの、第3分類はノーリフトケアに必要な人材および機器類が施設規模に合わせて不足なく配備されていることを確認するものです。
これらを審査員が現地へ立ち入り確認し、通過した施設へ認証を付与いたします。
これらを審査員が現地へ立ち入り確認し、通過した施設へ認証を付与いたします。
要求事項のアプローチ

審査事項と方法(抜粋)

審査項目については定期的に更新を図り、実態に即した認証制度として運用してまいります。詳しくはお問い合わせください。
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